2023.03.04

この度、RICOH ART GALLERY / StareReapプロジェクトは銀座 蔦屋書店 ATRIUMにおいて、「StareReap 2021 – 2022 作品展」を開催いたします。

2021年6⽉には、アーティストの創造⼒と、StareReapのテクノロジーが交差する場所として、銀座4丁⽬交差点に⾯する三愛ドリームセンターに「RICOH ART GALLERY」をオープン。
同ギャラリーの最終展⽰となった2022年12⽉まで、新しいアート⽂化の創出に貢献してきました。
これまで数々のアーティストと共に繊細で緻密な作品を⽣み出してきた最先端の技術を、5名の作家の作品を通して、同じ銀座の地でアートのある⽣活を提案する銀座 蔦屋書店にて改めてご紹介します。

今回出展するのは、⼤⼭エンリコイサム、⾦⽒徹平、東城信之介、ライアン・ガンダー、横⽥⼤輔の5名。ペイント、写真、コラージュ、⽴体、映像など、それぞれの分野で活躍するアーティストが、StareReapの技術を⽤いて新しい表現を実現した作品群を是⾮ご⾼覧ください。



展覧会:「StareReap 2021 – 2022 作品展」
銀座 蔦屋 展覧会Webサイト
・会期 :2023年3⽉4⽇(⼟) - 3⽉13⽇(⽉)
・時間 :11:00 - 20:00  ※会期最終⽇のみ、18:00閉場
・会場 :銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM (銀座SIX 6F)
・主催 :銀座 蔦屋書店
・協力 :RICOH ART GALLERY


《⾦⽒徹平》
⽇常の⾝の回りにあるものや流通するイメージを組み合わせたコラージュ作品で知られています。国内外の美術館でも多 数展⽰しており、⽇本の現代アートシーンをリードし続けている作家です。⾦⽒が過去から取り組んできたコラージュ作 品をアップデートした《海と膿》シリーズを中⼼に、彫刻科を美術⼤学で修めている作家らしい⽴体作品を交えて⼤々的 に展⽰します。

《⼤⼭エンリコイサム》
現代美術とストリートアートの接合領域をみずから創出するように、横断的な活動を展開する作家として⾼く評価されて います。
通常の作品では、「クイックターン・ストラクチャー」と呼ばれるエアロゾル・ライティングの線の動きを抽出した図像を⽤いて作品を発表しています。
リコーとの協業では、その図像をミクロな視点で分解・再構築し、反復するイメージを描出した《SPECULA》シリーズが誕⽣しました。本展で展⽰する作品はすべて《SPECULA》シリーズとなります。

《横⽥⼤輔》
横⽥⼤輔(b.1983, Japan)は⽇本を代表する写真家として、世界中の展覧会に参加しています。著名な美術館であるTa te Modernでも作品を発表しています。
横⽥の制作⽅法は極めて特殊であり、フィルムの表⾯に熱湯をかけるなど化学変 化させ、その複雑な表情をそのまま作品に取り⼊れています。リコーでは、写真作品をベースに、そこに⾒られるシワや 隆起までの細やかなテクスチャを⽴体化することに取り組みました。

《ライアン・ガンダー》
ライアン・ガンダー(b.1969, UK)はコンセプチュアルアートのトップランナーとして、世界の美術館やメガギャラリ ーで展覧会を開催しています。
ガンダーの作品は、⼀⾒すると物質性の強いアプローチを取っている印象がありますが、その背後には社会の構造や鑑賞⾏為の本質を突く明快なコンセプトがあります。ガンダーは2022年夏に東京オペラシティアートギャラリー(新宿)、TARO NASU(六本⽊)での個展開催があり、そのために来⽇するタイミングでリコーとのコラボレーションが実現しました。
ピカソと⾃⾝を重ね合わせたドローイングをベースにしたカートゥーン調の作品を展⽰します。

《東城信之介》
東城信之介は2019年のVOCA展で最⾼賞となるVOCA賞受賞後、2021年に⼩海町⾼原美術館で個展を開催するなど、精⼒的に発表を続けています。
普段の制作では、⾃⾝に内在するイメージを題材に、銅を酸化させた板に研削を加えてメタリックかつイリュージョニスティックな画⾯を創出しています。このたびのStareReap の作品では、アクリルに透明印刷をした⽀持体の上に、ペイントや加⼯を施したユニークピースを制作しました。プリントをあくまで素材として捉え、物質と絵画の両軸からStareReapを解釈しています。